本条倫子について解説②付き合っていた彼氏が知らないうちに別の女性と結婚していたので金を取ってやった
この記事ではダメ男①との間に勃発した仁義なき男女間トラブルについて晒しちゃうよ!
まー一個前に記事にも少し書いたけれど、ダメ男①は大学生の時に付き合い始めた(同じゼミだった)
後から知ったんだけど、だいぶ遊んでるような人だったらしい。
ただ、実際に自分が酷い扱いをされたわけじゃなくて、単に「知らぬが仏」の状態だっただけ。
青天の霹靂
社会人になって3年くらい経ったあたり、久しぶりにゼミの先生に連絡する機会があったんだけど
その時に先生からダメ男①が結婚したって言うのを聞いた。
しかも、もう何年か前に結婚してたらしい。
社内人になってからは「仕事が忙しい」って言われてて、全然会えない状況だったし
会社の寮に住んでいるって言われてたから、相手の家に行くこともなかったんだけど
本当は仕事が忙しいんじゃなくて結婚しているからっていうのが理由だったらしい。
ゼミの先生は学生の時からダメ男①と私が付き合っていたことを知っていて
「まーダメ男①も結婚したし、さすがにもう吹っ切れただろう」って思って軽く話を振っただけだったんだけど、
本条がその事実を知らなくて、ダメ男①が結婚した後も会っていた事になっていたから本条が電話口で号泣。
先生がダメ男①に鬼電を入れて大激怒したらしく、ダメ男①から謝罪のメールが入る。
「え?コイツこんなメール一通で済ませようとしているの?」
って思った。すごく悲しかったし辛かったけど、相手はもう結婚しているし、相手の奥さんに恨みはないし
今更騒いでもどうにもならないから「もういいよ」って許すことにした。
前言撤回
ダメ男①を許すことにして頑張って自分の中で消化しようとしていたんだけど、
数か月後、メンタルがズタボロの私にダメ男①から「また会いたい」ってメールが来た。
どの面下げて「また会いたい」なんてメール送ってくるのか全く理解ができないよね。
「コイツは私に対して悪いと思っていない」って怒りが湧いてきて、
どうしてもダメ男①を許せなくなってしまったんですよ。
面と向かって頭を下げさせたわけじゃなく、たった一通のメールだけで済ませてしまった事が間違っていたのかもしれない。
私は完全にナメられている。このまま馬鹿にされたままでいるのは我慢できないと思った。
法律事務所に行く
ちょうど知人に司法書士がいたので、ダメ男①に対して何か制裁を加えてやる方法を相談しに行く。
社会人なので若気の至りみたいに派手なことはできないけれど、
その代わり確実に相手にダメージを与える方法を探した。
まず手始めに内容証明を送って示談金を払わせる方法を試した。
相手の現住所がわからないので、大学の卒業アルバムから相手の実家住所を調べ
実家に内容証明を送り付けました。
送り主は知人の法律事務所になっているので、親御さんから事務所に連絡が入る。
返答としては「息子の事は当方に関係ありません」と突っぱねる内容だった。まーそりゃそうだ。
こうなる事も想定していたので次の手段をとります。
民事調停
民事調停とは簡単に言うと「裁判所で話し合いをして着地点を調整する」というものです。
裁判ではないので勝訴 or 敗訴はありませんが、
調停で決着がついたものは裁判での判決と同等の法的拘束力を持ちます。
言い方を変えると、調停で和解が整理しなければ何も法的な拘束を受けないという事です。
裁判にしなかった理由としては、
日本の法律上、具体的に結婚の話が出ているとか同棲して内縁関係にでもない限り
男女関係については「自由恋愛」という事で法律は何も守ってくれません。
つまり親に紹介しているだとか結婚の話とかそういったものがない限り
複数と同時に交際していても法律的に問題ないのです。
ここ重要なので覚えておくといいです。人生のテストに出ます。
そして民事調停は相手の現住所の管轄裁判所に申立書を提出する必要があります。
本条は相手の現住所を知りません。
そこで、弁護士や司法書士が持つ特別な権限を使って現住所を調べてもらいます。
相手の本籍地・その住所の世帯主、以前住んでいた住所などがわかれば、ある程度追跡は可能です。
相手の住民票コピーを入手し申立書を作成する連絡を受けたため、法律事務所に向かいました。
示談金をいくらにするのか決める際に大きな問題点がありました。
相手に子供がいたのです。
300万円くらい吹っ掛けてやろうと思っていたのですが(笑)あまり家計を圧迫するような金額だと
相手に突っぱねられる可能性があるので、とりあえず示談金100万円で申し立てをしました。
いざ裁判所へ
民事調停は申し立てをした裁判所から自分と相手に通知の手紙が届きます。
指定された日時に申し立てをした裁判所に行きます。
調停は一回で終わらない事もありますので、
その場合は何度も同じように指定された日時に裁判所に行く必要があります。
弁護士であれば自分の代理で民事調停に行ってくれるそうですが、
司法書士はできないとの事で自分一人で調停に行かなくてはいけません。
調停は自分と相手に控室が用意されており、
「調停室」という部屋で調停員が交互に話を聞いて和解案を調整して双方に提案してくれます。
本条の場合、調停員に女性がいたため、かなり頑張って示談を押してくれたようです。
調停中は相手と顔を合わせることはありません。
調停が終わって最後に控えみたいなのをもらう時に相手の姿を見ただけです。
そして調停で決まったことに対して後から不服を申し立てることはできません。
(不服があるなら和解しなければいいため)
また、「裁判じゃない」という事で調停での和解内容を無視する(示談金を支払わないなど)と
最悪の場合、強制執行として給与差し押さえなどの処置がとられます。
ちなみに、示談金は満額もらう事はできなかったのですが、
もらった示談金でパーっと海外旅行してきました。
全部終わってから思った事
私、よく頑張りました。 あと、 運が良かった。
この民事調停はダメ男①が民事調停の場に出てこなかったら完全に詰んでいたからです。
裁判をやっても自由恋愛中の事なので法律の保護下になく、
相手は既に結婚しているため名誉棄損だとかそういうので逆に訴えられかねない状況でした。
裁判と調停では費用も労力も格段に違いますし、結果は裁判官の匙加減で大きく変わります。
司法書士の知人も「一人で行って示談金勝ち取ってきたのは、よく頑張ったよ」って言ってくれました。
ダメ男①が法律の専門家に相談して調停を選んだのかはわかりませんが、とにかく和解できてよかったです。